浜口です。

今度は日本郵船だ！！！キタなあ～

さきの商船三井と同様、今期経常を上方修正・最高益・増配。株価はお昼の決算発表後に急騰、一時ストップ高近くまであったが・・・それ以降は尻すぼみ、利食い急ぎに。

郵船の利益見通しは概ね商船三井に準じるが、増配のやりかたが微妙に異なる。商船三井は年間配当が550円なのに対し、日本郵船は700円。配当性向は商船が20％を継続した（これは高く評価すべきだと思う）のに対し、郵船は配当性向 25%が目安とアナウンスしてた。今回は結果的に23％近くになった。

う～む本件、商船の配当性向維持の成功、それを受けてのNYK（Nippon Yusen Kaisha、要は日本郵船）の後出しジャンケン効果とみるが、根拠はなしな。

ということで、配当の出し方は下記の通り。まず商船三井は：

上期配当を従来計画の70円→300円に増額、下期配当も従来計画の80円→250円に増額修正。年間配当は550円(前期は150円)。

それに対し日本郵船は：

上期配当を従来計画の100円→200円に増額、下期配当は従来計画の100円→500円に大幅増額修正。年間配当は700円(前期は200円)。

さてさて、ここからは第二ラウンドだ。

企業の決算発表を受け、海運株アナリストのせめぎあいが始まる。特に日本郵船はここから、目標株価の引き上げが相次ぐように思う。この動きを受け明日以降も趨勢的に、株価は上昇トレンドになるとみるが、どうか？

まあいずれにせよ、郵船も商船も配当利回りは10％近傍。高過ぎる。つまり株価上昇が、増益ひいては増配モーメンタムに追い付いていないんだ。俺は利回り5％を目処に、両銘柄とも株価がここから倍加してもおかしくないと考えるんだが、どうか。

以下、またもkabutanにある日本郵船三井の今回の上昇修正について、貼り付けさせていただきますね。

郵船、今期経常を35％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も500円増額