これは2017年2月頃だな。私が名古屋に単身赴任していたときの話。
天気が良かったので、大井川鐵道でSL牽引の列車に乗ってきた。Wikiによれば、大井川鐵道は静岡県の大井川周辺で鉄道事業を中心に営んでいる。1976年に日本で初めて蒸気機関車の動態保存を始めた鉄道で、現在でもほぼ毎日運転されていると。確かにここのSLは有名だが、これが期待を上回る素晴らしさだった。写真を。
行きの下りの車両は子供の頃に乗った記憶があるが、帰りの上り、こちらは当方が生まれる前の車両。戦前の車両はこうだったんだな。なんとも素敵だ。
大井川鐵道、最高だった。何がいいって、かつての昭和10年代・昭和40年代の客車、あと蒸気汽関車がそのまま使われているところ。博物館では静態保存止まり。こちらは動態保存。実際にこれら機関車に牽引されてる客車に乗って、ゴトゴト揺られて旅することが可能。ここが最大の魅力だな。
大井川鐵道の沿線の人は、このSL編成の車両が好き。おそらくは一日に二往復しかないSL編成は特別な存在。この車両が通ると、みんな手を振ってくれる。JR九州の五つ星のよう。当方も実際にこれを経験したけど、嬉しかったなあ。
大井川鐵道を旅するなら、晴れの冬がいい。発車した後はSLの蒸気暖房が徐々に効いてくるので、なんともほっこり、暖かくいい気分になれる。そんな車両が、最高の車窓の旅へ誘ってくれる。寒い中を歩かなくても、最高の旅ができる。一方で、この列車はおそらく冷房施設はないだろうから、やはり冬こそ、このテツの季節なんだろなと思う。
なんとも、ノスタルジックな気分に浸れる。ズバリ、オススメです。人生悪くないな。