浜口です。
金沢・和倉温泉へ旅に⑤和倉・能登島を巡り、日本海を堪能。のと鉄道のテツにも遭遇の続きを。
割烹旅館のような和倉温泉・ホテル十番館。さてさて、夕食の時間。楽しみだ。どんなメニューかな。
夕食は半分近くはすでに並んでいる。さてさて何から食べようかな・・・以下、主なものを。
刺身3点盛り。能登鰤・甘えび・冷凍していない生マグロ、う~む。鮮烈に美味し!
アオリイカの刺身!肉厚で美味し!ビールとよく合う。
ちなみにこれがアオリイカ。金沢の台所、近江町市場でも見た、あの大きなイカだ。なんとも食べごたえがありそうだよな。
ズワイガニ、能登ブリ、水タコ。それぞれをしゃぶしゃぶでどうぞと。すごいよな。
ズワイガニのしゃぶしゃぶ。とろけるな・・・
野菜や肉や魚のつみれの蒸し物と焼き物など。美味しだが・・・そろそろお腹がいっぱいになってきたな。
能登牛の陶板焼。能登の海水で作ったお塩でどうぞと。そうなんだ。わかった。美味しだが…もうお腹がパッツンパッツンで死にそうだ。
今回の夕食のお品書き。量的に二人前はあって、なんとも嬉しい悲鳴だったが、美味し!8割は食べ上げた。最高でした!
朝食。やはり盛りだくさんのメニューだったが。目玉は能登ふぐ。 2分ほど焼いて透明な身の色が白くなり、ジュクジュクと汁が垂れてきたら食べごろと。その段階でかぶりつくが・・・なんとも上品な味わい。ほのかな塩味と旨味と焼いた香ばしさがいいな。最高でした。
この宿には十年前、2020年6月に一度訪れている。地元の信用金庫主催のセミナー・研修に絡んだ出張で。
今回は能登空港からの旅なので、金沢ともう一泊は空港近くに泊まりたい。和倉温泉だな。「じゃらん」で検索したら・・・あの時のあの宿が健在なことがわかった!さらに宿の案内を見進めると、当時の伊藤さんという支配人も健在・・・泊まらせてもらおうかな。まずは「じゃらん」経由で予約。その後で電話をかけたら、伊藤さんが直に電話を取ってくれた。で、こんなやり取りを。
浜口:十年前に一度お邪魔した浜口と申しますが・・・伊藤さんでいらっしゃいますか?HPでお顔を拝見させていただきましたが・・・
伊藤さん:ありがとうございます。私が伊藤ですが。十年前・・・六月に来ていただいてますね!覚えてますよ、出張でお泊りになったあの方!この宿を覚えていてくださり、ありがとうございます。
浜口:こちらこそ!HPを拝見したら、十年前を思い出しましてね。懐かしくなりました。覚えていてくださり、ありがとうございます!
宿でももちろん、支配人に再開。新コロ禍の中、最小限だが言葉を交わす。新コロ故、この辺の距離感は微妙だったが、嬉しかった。この宿にしてよかったなと思う瞬間だったな。
朝食の前に腹ごなし、和倉温泉、能登湾の海沿いを散歩してみた。きれいだよな。
堤防があり、釣り人が何人か。この堤防の向かい、海の入り江の先にあるのが・・・
この建物は、かの有名な、和倉温泉の加賀屋。国内でも最高峰、名門老舗旅館だよな。
堤防から加賀屋にかけての海と、あとそのまわりの海で釣りをしている人は、イイダコを狙っているらしい。
Wikiによればイイダコは、体長は最大で30cmほど。食用として漁獲されている。海岸からの釣りでわりと手軽に獲ることができる。イイダコは白いものに飛びつく習性があるが、これはイイダコが獲物である二枚貝の白さと見誤って襲いかかるためといわれており、その錯覚を利用した「テンヤ」という釣りが知られている。鉤(かぎ)に取り付けて釣る技法である。
このあたりでは水温が上がりタコの活性が高まり水中に出てくれば、疑似餌と針の仕掛けで比較的簡単に釣れるらしい。聞けば加賀屋には、この簡単な仕掛けを無料で貸し出し、釣れたイイダコをさばいて、食事に出してくれるサービスがあるらしい。
気のせいか、釣り糸を垂らしながら少し暇そうにしている女性がいたので、ちょっと話を聞いてみた。
彼女曰く。今日は富山からやってきた。2時間後にこの場所で、金沢にいる実家の家族と落ち合う。
そうなんだ。釣りをしながら待ち合わせというのが、なんともいいなあ。
(あなたは)東京からいらしたんですか?そうですか!驚きました。金沢から来たのかなと思いました。私も実家は金沢なんですが、今回はゴートゥートラベルもあるんで、今日は家族で和倉温泉に泊まろうと言うことになったんですね。
旅行者に対する新型コロナの偏見?感じますねぇ・・・田舎では、都会は新型コロナの巣屈になっていると言う偏見に満ちてますね。金沢からここに来たと言うだけで、コロナを持ち込むな!そういわれるんですからね・・・そうなんだ。ならば東京から来たとなると、どうなるんだろか・・・
私が尋ねる。金沢に実家があって、仕事の関係で富山に住んでいるそうですが。金沢と富山って違うでしょう?
彼女曰く。違いますね。金沢は派手で富山は堅実。でもそういうもんでしょう。東京の方は金沢も富山も一緒に思えるかもしれないけど、実はかなり違うんです。でもこれはね。地元にいればよくわかるというか、染み付いている。そういうもんとみんな思い込んでいるから、特に気にはなりませんけどね。金沢の人は自分たちを小京都の人間と思ってますからね。特に年配の旦那衆は。そうなんだ・・・
やはりWikiから。これがイイダコ。彼女が狙っていた獲物はこれだったんだな。
宿をチェックアウト。能登空港に向かう。今回唯一の、田んぼの写真。秋だ。もう10月。刈り入れの時も近いんだな。
能登空港発10時45分のANAで羽田へ。もうしばらく能登にいたかったけど、新コロ禍で午後便が欠航。唯一飛んでるこの午前便しか、選択肢はなかった。
でも今回の旅も楽しかった。また再訪したいな。能登・和倉温泉は、魚介が美味くのどかな地でした。