ついにやってきた!4年ぶりだな・・・岩手は宮古のこの旅館、訪ずれるの。やっぱり最高だった!若女将さんの、変わらぬサービス変わらぬ笑顔。素晴らしかったな。まずは写真を。
若女将さん!元気そうで何より。素敵な笑顔。彼女は宮古の宝石だろな。
経緯説明を少々。
当方、2011年1月に地元地銀で講演会の後、この宿に泊まる。その2ヶ月後に東日本大震災が発生、旅館は被災。当方はこれまで何度かブログでこの宿を紹介し、ささやかだが自分なりに応援。旅館は2年前にようやく再建が叶い、このたび再訪が実現した。
若女将さんは当方の再訪を喜んでくれた。彼女はかつてTwitterでこんなことを書いていた。「浜口準之助さん、ツイッターへのご登録ありがとうございます。震災から、何度も浜口さんのブログを拝見していたんですよ!いつも読みながら最後は泣けてきちゃって。今でも、元気がなくなると見てます。そして、泣いてすっきりして、お店や宿のことを考えるという日々。感謝!」
この日、再会した時、若女将はこのことをあらためて語った。そういえば…と、思い出すように。当方も、あ… Twitterでそんなこと、書いてあったよなと不意に思い出し、涙がでてきた。震災直後で、とっても大変な時だったんだろうなぁ。
ご参考まで、当方が浄土ヶ浜旅館を初めて訪ずれたときの感動、直後に襲った東日本大震災、若女将の無事を確認、旅館の再建などに関するアップは下記。本件が初めての方は、是非ご訪問いただき、背景をご理解ください。
北東北へ旅へ⑥番外編その1。幸せの宿・・・岩手は宮古、浄土ヶ浜旅館
北東北へ旅へ⑥番外編その2。東日本大震災が起こってしまった。浄土ヶ浜旅館は・・・若女将さんは・・・
北東北へ旅へ⑥番外編その3。ああ三陸鉄道!そして浄土ヶ浜旅館よ
北東北へ旅へ⑥番外編その5。宮古の浄土ヶ浜旅館が、ついに再建出来たと!
ワインを部屋飲み。当方いつもは、ワインはコンビニで買って持ち込むのだが、今回に限っては、旅館に宮古の地ワインが置いてあることをあらかじめ確認、それをいただくことにした。宮古産山ぶどうを使用と。当方がいつも飲みつけてるワインとはかなり異なるムードだったが、それはそれでよろし。これもしみじみ、旨かったな。
さて
東日本大震災のことについて、どんなに大変だったか、またそれ以降の若女将が、どう震災を乗り越えてきたかなど。こちらから尋ねて聞かせてもらおうかとも一瞬思ったが、それはやめておいた。大変な災害。思い出したくない思い出も、少なからずあるはず。悪趣味に聞こえる質問で彼女を傷つけたくない。そんな想いが頭をよぎった。それでも、ポツリポツリと先方から少し話してくれ、想像通り、震災で大変な思いをした状況がイメージできた。大変だったな・・・
旅館の再建には、大変な、血のにじむような苦労があった思う。知り合いで亡くなった方も少なからずいたろうし、金銭的な負担もそう。でも苦労をおして、敢えて再建した行動力には、敬意を表したい。この日は水曜日ながら、旅館は満室。繁盛している様子だった。
旅館のお風呂、朝は6時から入浴できると。当方、その時間にお風呂をいただいだが、若女将はすでに大忙しで働いていた。「部屋の数も増えた代わりに、スタッフも増えた。だから以前より、かなり楽になったんですよ~」と昨日は言っていたが、それでもやっぱり忙しくしてるんだろうなぁ。
若女将、無茶苦茶忙しいのに、スキマ時間見つけて、いろいろと話をしてくれた。でも、もう少し若女将と接触する時間があったらな。この点は少し残念に感じられた。
理由は明白。旅館の規模が大きくなっているから。以前は5部屋しかない小旅館だったが、今回はもっと大きくなっている。スタッフの数も増えていて、いろんな人が親切に対応してくれる。全体としてのサービス度合いが低下しているわけでは決してないのだが、株式分析の流儀チックに言えば、当方に対する、「一人当たり若女将比率」が、やや希薄化してしまっている状況。これは仕方がないこと。
でも、十分に快適な時間を過ごさせてもらった。浄土ヶ浜旅館の評価も高い。若女将さん、頑張ってな。また来年、訪ずれることができるといいな。そう思った。人生、悪くないって。