浜口です。これは悩ましいなぁ。
8月から9月は株式市場にとって、ちょっと厳しい時期かなぁと思っていた矢先。7月24日付、こんなレポートが出ていた。
ゴールドマン・サックス証券が日本の半導体製造装置の調査を再開、そしてトップピックはアドバンテストと。しかもCL銘柄採用と。
「SPEは構造的な製造産業との位置づけ」とはまあ、ゴールドマンらしい、自信マンマンの大見得を切ったもんだなあ。
アドバンテストについてはこのブログでもよく紹介しているように、ここ2~3年、当方も長い付き合いである。まぁボラティリティが高く結構アブなかっしいい銘柄なので(笑)、当方はポジションを増やしたり低くしたりしてるけど、弱気の時にでもゼロにはしない。
それがこのたびCL銘柄採用と。CLと言うのはコンビクションリスト、強い買い推奨と言う事なんですよね。ゴールドマン流に言えば。
どうしたもんかなぁ。やはり当面はITかな。でも、市場全面安になれば、高値圏のまだまだ利食いになる銘柄から売られることはままあるし、物色対象が割高なITからバリューへ大きく変化するかもしれない。悩ましいな。繰り返すが8月から9月は株式市場にとって、基本、ちょっと厳しい時期でもあるしな。
さて、当方がみなさんに申し上げたいこと。
ゴールドマン・サックスのトップピック、コンビクションリスト銘柄になったからと言って、アドバンテストを大船に乗った気持ちで大量に買うのは、大間違いだよということ。素人ほど、そうしたがるもんだよな。
ゴールドマンは優れているが、神ではない。あたりまえですよね?(笑)これまでにもこの手の銘柄、トップピック、コンビクションリスト銘柄でお大外しした事例、当方は何度も何度も見てる。他のアナリストと同様、当レポートを銘柄選択の参考にするのはいいが、それ以上でも以下でもない。過大な期待は禁物。それだけは付け加えておきたい。