浜口です。
う~む。コロナ禍で楽しくないな。なにかと・・・と、さてさてここは、浜口ワールド!旅に出た気分になってくださいね〜。
東京ステーションホテルに泊まる①ホテルのランチ・見学ツアーに感動。の続きを。
今日はほとんど、ホテルの中で過ごした。まあ今回は、ホテルに泊まるのが目的だからな。
ランチして見学ツアーに出かけ、書き物して(このブログですね)お風呂に入り、また書き物を。たまに考え事をしたり本を読んだり。まあかつて、このホテルに滞在したという文豪の過ごし方気取り。でもそう考えると、この過ごし方、まっとうだよな。
夕食は軽めに済ませ、ワインを部屋飲み。ホテルにボルドーグラスをリクエストしたら、このリーデルのグラスを持ってきてくれた。嬉しいよな。
ワインの香りが部屋一面に漂うのがわかる。いいな。自分と向き合いながら、ゆっくりと過ごす。至福だな・・・これが一本空くころには夢の中の世界、行き倒れるように寝ていて、気が付いたら翌日だったな。
朝が来た。今日は重量級の朝食が待ってるから、それに向け腹ごなしをしないとな。こういう時は「まずは朝風呂」となるのだが、この日はなぜか、まず、ホテルの近くを散策してみたくなった。丸の内界隈を。仕事ではなく。
宿から丸の内を望むと、左にはKITTE、右には丸ビルが。既視感に満ちた眺めだが・・・いつもと違う、不思議な感じ。
少し歩いて振り返ると、いきなり東京駅丸の内が。そうか。昨日から東京駅に泊まっているようなもんだからな・・・さらに数歩歩くと、いきなり丸の内。しかしオフィスに行く必要はなく、開いているスタバを探すだけ。
この辺りは私の勤務地、お膝元なので、スタバがどこにあるかはすぐにわかる。でも土曜日の朝、加えてコロナ禍の渦中のせいで、開店時間はまだ先と。そうなんだ。ということでスタバはあきらめローソンにてカフェラテを購入。ローソンは三菱商事がやってるからな。丸の内の、そこかしこにあるよな。
丸ビルから東京ステーションホテル、東京駅丸の内南口を望む。姿がいいな。
部屋に戻り、朝風呂に入り新聞を読みブログを書くなどしていたら、もう9時半。そろそろ朝食に行かないとな。
ホテルの4Fへ。「ザ・アトリウム」というレストラン。東京駅の中央屋根裏空間にある。それは、このレストランの天井を見るとわかる。東京駅の屋根裏なんだな。
ここは本来、朝は宿泊客専用のビュフェでもてなしてくれる場所なんだが。「コロナウイルスの影響により、朝食ビュッフェは【朝食プレート】でのご提供へ変更いたします。当ホテルのビュフェを楽しみされている方も多く恐縮に存じますが、どうか諸般の状況をご賢察のうえ、この変更をご理解下さい」と、文章で渡されている。
ビュフェは人が集中するから、感染リスクが高いんだろな。ここのビュッフェは最高に美味しとの評価だから、当方もここでの朝食を楽しみにしていた口なんだが・・・このご時世、いかんともしがたい。朝食プレートに期待しよう。悪いのはコロナなんだ。東京ステーションホテルではない。
朝食プレート。和風と洋風の二択だが。洋風プレートをいただく。一時間以上かけて。う~む。どれをとっても美味し。そしてどの料理もものすごいボリュームがある。う~む。これでこの日はランチ抜きは決まりだな。
いいな。意気に感じた。「ホテルの威信にかけ、朝食を楽しみにしている宿泊客を絶対に失望させない!」との強い想いが、穏やかに穏やかに伝わってきた。私は「さすがだ。かの東京ステーションホテル、ここにあり!」と、心の中でつぶやいた。
これがビュフェなら、当方はこれほどまでに整然とした盛り付けが出来ることは考えられない。写真を撮るうえでは、こちらのほうが良かったかもな・・・そうとも思った。
さてさて、部屋に戻ろう。チェックアウトの準備もしないとな・・・
部屋に戻って気が付いた。置いてあるメモ用紙はなんと、10x10の原稿用紙。これは文豪気分を味わって欲しい、ホテルからのプレゼントか?素敵すぎるな。
そろそろチェックアウト。東京ステーションの魅力を振り返ろう。
まずここでは、一流ホテルのホスピタリティを感じさせてもらった。それは随所に垣間見えた。女性にスタッフによる館内ツアーしかり、ボルドーグラスしかり、電話対応しかり。文句なし。
あと、圧倒的な立地の良さ。東京駅の中にホテルがあるって凄い。駅の近くにあるんじゃない、東京駅丸の内口そのものがホテルなんだ。
ゴーマンかましてよかですか?東京ディズニーランドは比較にはならない。存在感が圧倒的に違う。ここはリアルなリアルな重要文化財。失礼を承知で言うが、「テーマパーク」というものとは一線を画す。
東京駅の丸の内口、その中の2Fから4Fのほとんどをホテルが占めていると言う事実に驚かされる。このホテルの東京駅近くでのライバルは、強いて言えば帝国ホテル・ペニンシュラ・シャングリラあたりだろうが、存在感はそれらと同等かそれ以上、独特の地位を保っていると思う。凄いの一言だよな。
あと東京駅に滞在し、丸ビルの地下のコンビニにビール買いに行き、東京駅中に戻ってくるというのも、なんとも非日常的、得難い感覚だった。不思議だ。ここは、関東に住んでいる人も是非一度、泊まる価値があるホテルだと思った。
最後に価格を。当方が今回泊った部屋、ここは最も低価格だが、週末なら朝食付きで5万円前後。これを高いと考えるか。最も低価格な部屋比較で帝国ホテルよりやや高く、ペニンシュラよりは安い。当方は今回、コロナ禍の中かなり割安に泊まれた。とはいえ、やはりそこそこはした。
でもここでの宿泊体験、一生に一度はしてみる価値はあると思いますよ。
特にテツの人、東京駅に思い入れがある人、文豪気分になりたい人はね。
当方は再訪したい。遠くない未来にね。そう感じました。人生、悪くないって。
PS
このホテルをチェックアウト後、山手線で本宅に戻る途中。高輪ゲートウエイ駅の開業に遭遇した。そうか。この日開業なんだな。
2020年3月14日。当方はこの日とその前日2020年3月13日を一生忘れないだろな。このホテルに滞在した13日は、日経平均は1,128円安の大暴落。その前日のNYダウは2,352.60ドル安(10%安)と、ブラックマンデー以来の大暴落だったことも含め。
人生、これからだ。