ホテル「グリーンビュー立山」に泊まる。富山から、富山地方鉄道で1時間ほど登ってきた立山駅近くに位置しているこのホテル、最高だったな。写真を。

富山地方鉄道、立山駅近くから常願寺川越し、左に見えるのがホテル「グリーンビュー立山」の建物。3F建て。HPには、「立山黒部アルペンルートの玄関口「立山駅」から徒歩3分の『公共の宿』です。」と書かれている。公共の宿というと「かんぽの宿」がイメージされるが、そんなムードとはかけ離れている。とても素敵なホテル。上高地帝国ホテルとまでは言えないにしても、山岳リゾートホテルの趣きを感じさせる。楽しみだな・・・

ホテルのレセプションのあたり。コーヒーショップもある。良いムード。やはり公共施設の「あの感じ」は、みじんもなし。

ホテルの部屋。とてもきれい。窓からは、常願寺川が綺麗に見える。

食事の前に、温泉に。天然温泉「千寿の湯」。撮影は叶わなかったので、写真はHPのものをお借りしてます。HPによれば、泉質はナトリウム炭酸水素塩泉。無色透明のなめらかな湯触りで「美人の湯」と言われています。(PH値 9.52)

お湯が最高!バツグンの泉質だった。源泉掛け流しではないが、なんというか少しぬるっとした、肌にまとわりつくような感じ。なんとも気持ちが良く、温泉で体全身がリンスされているような、そんな感触を得ましたね。これはおススメ。期待をはるかに上回ったな。

夕食。素晴らしかったな。まずは、富山の「きときと魚」のお造りと、あわびのバター焼き。文句なしに旨し。

食材は、すべて地のものと。アワビは富山の滑川産。マグロは、富山湾沖の生のクロマグロ。富山湾でもマグロ、採れるんだ?ちょっと驚き。地元の魚に詳しい人から、以下の説明を受けました。

日本海のクロマグロは、鳥取の境港近くで産卵し孵化、そのまま日本海を北上する。ここで捕獲されないと、多くはさらに北上し、一部は津軽海峡の大間あたりで一本釣りされる。それはものすごい高値になる。まあ東京、築地のマグロの95パーセント以上は、遠洋漁業の冷凍物ですけどね。…なるほどな…

これ以外にも、松茸の吸い物とか様々に懐石料理が続く。富山の地元素材の質の高さ・・・充実の晩餐でしたね。

食事の後にもう一度温泉に浸かり、ほっこりしたところで持ち込んだ赤ワインを部屋飲み。さてさて明日はどうしよう。なるほど・・ここから立山黒部アルペンルートが始まるんだな。行けるところまで行ってみようかなぁ。そんなことを考えながら一人で傾けていたら、いつの間にか眠りに誘われ、夢の中へ。こういうのも、悪くないな。

次回に続きます。