佐伯から大分へ。今日の宿は大分オアシスタワーホテル。ここには5~6年前かな。 旧大分全日空ホテル時代、二度ほど泊まったことがある。経営母体が変わり部屋は改装されているが、ムードはかつての全日空ホテルのまま。

嬉しいな。当方が好きだった、あのホテルの部屋の感じが残ってる。大きめのバスタブのお風呂も健在。あっという間にお湯がたまるんだよな。なんだかいろいろと思い出させてくれるな。

部屋は14階。写真では分かりづらいが、遠くに海が見える。別府湾だろうな。
この日は午後2時ごろと、早めのチェックイン。ホテルの部屋で明日以降の旅程を考えながら、しばらくゆっくりしようかな。


夕食。ホテルで紹介してもらった近くの居酒屋、「海鮮呑酒家」に趣く。これはお店の水槽。ふぐ、カワハギ、さば、ヒラメ・・・いろんな魚が泳いでる。魚の種類の多さは、大分ならでは。ちょっと、凄いよな。

お造りを。見ての通り、豪勢な内容。さすがに旨しだったが・・・もうこれだけで、お腹がほぼ一杯になってしまったな。

お造りの左の部分をアップ。マグロ赤身とヒラメと関あじ…と言いたいところだが、豊後あじと。
Wikiによれば、「関あじは、豊予海峡(速吸の瀬戸)で漁獲され、大分県大分市の佐賀関で水揚げされるアジ。関さばとともに、水産品の高級ブランドとして知られている」と。

豊後あじも関あじにほぼ近いんだろうが…お店の人曰く、「産地が佐賀関で無い為、関あじと呼べない。まあ関あじは豊後水道で揉まれてるから、運動量が多く、その分、身が締まっているといえばそうなんだが・・・」とのこと。まぁ、このあじも旨しだったけどな。お造りの味が濃い。これも臼杵の宿でのお造りと似たケースだな。

海鮮呑酒家を後にして、「割烹花邸(はなむら)」へ。この日は寒い日だったせいか、だんご汁で温まりたくなった。ここは前回、旧大分全日空ホテルに宿泊した時に行ったお店。そこに再訪する。だんご汁、これだよな…野菜も色々と入っていて、実にうまし。温まるな。夜の時間でこれで540円は格安だと思う。

今日もいろんなことがあったな。ホテルに戻り、お風呂に入ったりしながら、部屋でワインを傾ける。悪くないな。

ホテルのビュフェの朝食。左上はだんご汁。メニューは大分の地のものばかり。とても美味しかった。

このホテルは、昨日の臼杵、五嶋旅館とはムードが真逆だが、変化があって良かった。五嶋旅館はちょっとしたきっかけから会話が楽しめた一方、このホテルはプライバシー重視。自分と向き合いながらワインをいただき、いつの間にか眠りに落ちる。対照的だったが…どちらにも良さがあるな。

ところで・・驚いた。このホテルはJALが買収し、現在はホテル日航大分オアシスタワーホテルというブランドのもとに運営されていますね。2017年12月20日オープンだったらしい。かつての全日空ホテルが今は日航ホテルなんだ。これが資本の論理といえばそれまでだが、それにしても凄いよな…