まずは位置関係を。名古屋から紀勢本線で紀伊半島を南下、一旦新宮で下り仕事、それから紀伊勝浦まで。紀伊勝浦までの途中に松阪と新宮があるんだよな。


朝の腹ごしらえから。名古屋駅在来線のホームで、きしめんならここが1番うまい!と定評のある立ち食い、「住よし」にて。朝から、かき揚げ卵きしめんをいただく。きしめん。たまらなくうまい!ツユも麺も良いが、注文があってから時間をかけて揚げてくれるかき揚げの旨さが、なんともありがたい。名古屋からの旅で車中で駅弁食べるなら、こちらの方をオススメするな。

紀勢本線気動車特急「ワイドビュー南紀」で新宮まで。3時間40分の旅。今回は自由席の旅だが、平日のせいかガラガラだったな。

紀勢本線からの車窓は、名古屋ー松阪の間は、いいな・・・と思えるのごく一部だが、そこから先は車窓、面白くなる。ここは松阪の先、多気あたり。夏の太陽と、刈り取り前の田んぼ。のどかだよな。

紀勢本線、やっと、海岸沿いに出た!紀伊長島あたりの尾鷲湾!きれいだよな。

尾鷲のあたり。山が雲をかぶってる。きれいだよな。

新宮に到着寸前。熊野川の下流。熊野灘に注ぐところ。きれいだよな。この川、熊野古道、那智の大滝から続いてるんだよな。下流ではこんな大河に。青い海に、エメラルドグリーンの大河が注ぐ。きれいだよな。

この特急、紀伊勝浦行きだが・・・今日の講演会会場のある、新宮駅で下車。新宮駅にて、あらためて紀勢本線気動車特急「ワイドビュー南紀」の全体写真を。名古屋からここまで、お疲れ様でしたと、列車、車掌さんに声をかけたくなる。今日は天気がいいな。

新宮での仕事が終了。もう一度・・・紀勢本線気動車特急「ワイドビュー南紀」の2つ後の便に飛び乗り、新宮の先の特急終点駅、紀伊勝浦へ。この新宮ー紀伊勝浦の間の車窓、熊野灘が、なんとも素晴らしい。白、コバルトブルー、マリンブルーの3段階ぐらいグラデーション。本当にきれいな車窓だよな。

紀勢本線は、夏が似合うと思う。青空と白い雲と木々の緑と海の青。とてもきれい。山あい、森の緑、田んぼの緑と青空も、よく似合う。夏の一人旅は、とてもじゃないけど暑くて外、出歩けないけど、そんな中、テツはこんなこんなに綺麗な景色の中を、運んでくれる。涼しい車両の中で。

ここで、ノリテツの醍醐味を。旅をしている中で、列車に乗っている時ほど真剣に外を眺めていることはないし、なにより、空を眺め続けていることは少ない。ここは重要なポイントで、列車に乗っているからこそ、車窓に集中する。だから、景色をじっくりと堪能する。そして、地図を見ながら、ここは見逃してはいけないというポイントを探る。これがたまらないんだよな・・・そんな中、特急のアテンダント美女がゆっくりと、「コーヒー、いかがですか~?」などと、お声をかけてくれたりする。いいな・・・次回に続きます。