限りなく旅に近い、南九州の出張。肥薩線をぐるっと遠回りしながらも、いよいよ終わりが近づく。九州最後の地、鹿児島空港が近くになってきた。

肥薩線、特急「くまがわ」と「いさぶろう・しんぺい」と乗りついて、吉松に到着。ここからは、鹿児島空港の最寄無人駅、嘉例川まで、特急「はやとの風」で向かう。
「はやとの風」は、吉松- 鹿児島中央間を、肥薩線・日豊本線・鹿児島本線経由で運行する特急列車。当方はこの区間のうちたった25.5kmだけではあるが、この列車に乗ることができた。写真を真っ黒な塗色。ロイヤルブラックというんだそうな。実に硬派なイメージの、気動車特急だよな。
これに乗って、鹿児島中央に戻りたいな。日豊本線経由で、錦江湾から桜島を臨みながらね。でもそれだと・・・・ぐるぐる回るばかりで、いつまでたっても、空港に辿りつかないので・・・嘉例川で下車。

硬派な外観とは異なり、車内は暖かみのある内装。

さて嘉例川に到着したが・・・・当然のことながら、このまま鹿児島空港に直行は、あり得ないって。
霧島温泉郷、前回訪れた日の出温泉は素晴らしかったよな・・・・今回も事前に、嘉例川にタクシーを予約しておきましてね。同じ霧島温泉郷にありながらも泉質が異なる、ラムネ温泉に行ってきました。ここも素晴らしかったな。写真を。ラムネ温泉の露天風呂。毎分180リットルの温泉が湧いていると。湯は鉄分を多く含むが炭酸泉。なんともいえない、深い色の温泉。緑に少し茶色がかった感じにも見えるし、角度を変えれば少し白がかった水色のようにも見える。神秘的だよな。
ラムネ温泉、飲泉所があるので飲ませてもらった。その名の通り炭酸が感じられた。やや甘みもある。霧島はラムネ温泉に、当方、ちょいと浸かってる。う〜む。いい湯だな、とな?(笑)入浴後の肌のすべすべ感がなんともいえない。最高だな。こちらは、前回訪ずれた日の出温泉。同じ霧島温泉郷であっても、それぞれ泉質違うの、見た目でわかるな・・・。
日の出温泉は川沿いなので、散策するにはこちらのほうが良いかな。散策は不要、アウトドアのきれいな露天風呂が好きという向きには、ラムネ温泉に軍配が上がるかな。この開放感は、捨てがたいって・・・・。まあ二箇所をハシゴするのが一番。時間があれば。嘉例川駅。無人駅ではあるが、昔ながらの風情が残っている。宮崎駿の千と千尋の神隠しの世界をイメージさせる。そんな懐かしさを感じる駅だったな。

さて:
ここのところ、南九州に繰り返し2度。素晴らしい出張の機会に恵まれた。霧島を巡れたのは今回が初めて。嬉しかったな。
今回は週末にかけての出張なので、行動の自由度が高かった。可能な限りテツで回るが、駅からの移動はタクシーを利用、時間の節約を図る。それなりに資金はかかるが・・・二度と来れないかもしれない素敵な場所、ここを訪問しないで帰る手はない・・これでいいのだ。これからもこんなスタイルで仕事、続けられればいいな。そう思った。

さあこれから、鹿児島空港経由で戻る・・・人生、悪くないな。