長崎・熊本・鹿児島に出張②かごっまふるさと屋台村の続き。今回はテツの話。
鹿児島中央を出発。超大回りをして、肥薩線経由で鹿児島空港に向かう。まあ・・・常識的にはあり得ないが、テツなら考えつきそうな経路。
まずは九州新幹線で、鹿児島中央から新八代へ。それ以降は、写真を。新八代にて。これからこの肥薩線特急「くまがわ」に。赤地に黒の気動車、キハ185、実にカッコ良いな。
この「くまがわ」、九州横断特急とある。その理由は・・この列車の始発は別府、終点は人吉。
別府から豊肥本線経由で九州を横断し熊本へ。そこから鹿児島本線で新八代へ。そこからは肥薩線経由で終点の人吉へ。なるほどな、確かに九州横断・・・JR九州も随分とユニークな走行コースを、考えついたもんだな。

特急「くまがわ」の車内。いいムード。車両通路のドアガラスにも九州横断特急のマークがカッコ良い。このあたりはJR九州車両ならでは。シビれるな。。。肥薩線の八代~人吉間は球磨川に沿って走る。残念ながら天気は曇りだが、それでもきれいな車窓・・・・と、球磨川は結構雨が降ったあとのようで、川の周りの土砂が崩れ落ちてるところもあったり・・・なかなかワイルドな趣きだったな。人吉に到着。特急「くまがわ」はここが終点。ここから吉松までは「いさぶろう・しんぺい」という、鈍行の観光列車に乗り換える。下り列車と上り列車で列車名が異なり、吉松行きの下りは「いさぶろう」、人吉行きの上りは「しんぺい」として運転されている。当方が乗るのは吉松行き「いさぶろう」。

Wikiによれば、この列車の愛称の由来は「いさぶろう」が人吉駅 – 吉松駅間が建設された当時の逓信大臣山縣伊三郎、「しんぺい」が同区間開業当時の鉄道院総裁であった後藤新平にちなむものであると。車内。キハ140がべースらしいが・・・・なんともクラシックな趣き。外板は古代漆色(深赤。九州新幹線800系の帯と同色)に塗装され、座席は、固定式クロスシート。中央部には共用スペースとして、窓を拡大した展望席が設置されている。鈍行で全車普通車だが、座席指定席と自由席がある。

この列車は、有名な大畑のスイッチバック・ループ線や、日本三代車窓のところで、アテンダントさんが詳しく説明してくれる。
例えば大畑のスイッチバックの途中では、「スイッチバックでは、進行方向が変わります。したがって運転手さんも最前部から最後部まで、走って移動します」と、アナウンスし説明してくれる。またわかりやすいよう、車両の先頭についたカメラが、列車がループ線をぐるっと回る様を映してくれる。

ここが日本三代車窓、御岳の先。電車は一時停止。「韓国岳が見えてきます。晴れていれば桜島も見えるんだが・・・・でも今日は曇りにしては、景色は良くみえてる方です」との説明が。この方がアテンダントさん。笑顔がステキ、ハートも良さそう。

吉松に到着。ここからは、以前も訪ずれたことのある嘉例川まで「はやとの風」で。次号、乞うご期待。