蒲郡へ小旅行へ。今回の目的は、10年前に訪れた、蒲郡クラシックホテル(旧蒲郡プリンスホテル)への再訪。前回訪問時、このホテル、とても素晴らしかったことをよく覚えてる。奈良ホテルとも共通する、いわゆるクラシックホテルであるが、こちらのほうがリゾート色が強いことも。時は流れ、当方は名古屋在住に。蒲郡までは1時間くらい。これは再訪に良いタイミングとの思いが募り、行ってみた。名前こそ蒲郡クラシックホテルに変わってはいるが、やはり昔と変わらない良さがあった。素晴らしかった。写真を。

まずは名古屋から名鉄本線・蒲郡線で吉良吉田まで。鈍行に乗り換え、西幡豆へ。そこから散歩がてら海岸線を4㎞近く散策し、ホテルに向かう。この真っ赤な鈍行車両、かなり車齢が高いんだろう

が、いい感じだった。旅情を感じる。どこか、山陰本線の気動車鈍行を思い出させるな。西幡豆はカフェオーシャンなう。三河湾に面している。いいな。


マリナーラというピザが来た!実旨そう。とにかく暑いので、冷房が最大限効いているでいただくことにする。味は写真からも想像できようが、最高に美味し。これで800円は割安。当方は一人ではとても食べきれないサイズだった。

カフェの隣の海は海水浴場だった。今日はウニが大量発生しているので、とげが刺さらないように気をつけてくださいねと。そうなんだ…

名鉄蒲郡駅に到着。ここからタクシーでホテルへ。佇まい、素晴らしい。変わってはいないな。ロビーもいい感じ。なんとも言えないレトロないいムードは、以前と変わらないな。

ちなみにこのホテル、経済産業省が認定する近代化産業遺産の一つ。1912年 (明治45年)に料理旅館・常盤館として創業され、1934年に蒲郡ホテルとして建てられたホテルらしい。終戦後はGHQに接収されていたらしい。だから昭和20年時代のアメリカ人が好むようなリゾートホテル仕様になってるのかもな。1952年(昭和27年)サンフランシスコ講和条約によって接収が終了、1957年、昭和天皇が宿泊と。このあたりの流れは、奈良が誇るクラシックホテルの奈良ホテルとほぼ同じ。

部屋へ。このホテルがあらためて、リゾートホテルだったことを再認識。いいな。

ワインを部屋飲みしたかったので、グラスを持ってきてもらえるよう頼んだら、リーデルの大きなやつを持ってきてくれた。これ1つ10,000円以上するんじゃないかな。ワインとホテルの格は比例すると考えるが、この点はさすが、蒲郡クラシックホテルという気持ちになったな。

次回に続きます。